インプラント治療の返金保証について種類や条件などを解説

インプラント治療は高額であるため、万が一何かトラブルが起こった時にどのように対応をしてもらえるのかについて確認しておきましょう。注意しなければならないのが、保証年数、保証制度の種類によって金額や内容が変わる点です。

どういった場合に保証が適用されるのか、返金保証を重視して歯科医院を検討したい場合に、何に注意すべきかご紹介するので、参考にしてみてください。

インプラント治療にともなう保証年数の違いについて

インプラント治療にともなう保証年数の違いについて
インプラント治療ではいくつか保証が用意されているのですが、保証の対象になる期間については各歯科医院で細かく設定されています。以下の2つの理由によって保証年数が異なるケースが多いです。

インプラント治療の範囲と種類

インプラント治療で使う各パーツによって耐久性や不具合が発生する頻度が異なるため、それぞれ保証期間が設定されていることが多いです。

インプラントは、顎の骨に埋め込むインプラント本体(フィクスチャー)、と人工歯の部分として見える上部構造と呼ばれる部分、これら2つを接続するアバットメントというパーツによって成り立っています。

一例として、各パーツによって以下のように保証期間が設定されています。

部品・治療内容 保証期間
インプラント本体(フィクスチャー) 10年
上部構造・アバットメント 5年
詰め物 3年

詰め物とは、上部構造とアバットメントをネジで固定する方法で治療をした場合、上部構造のネジ穴をふさぐためのものです。

ネジではなく、セメントで固定する方法もあり、この場合は上部構造にネジ穴はありません。

インプラント治療後の経過年数

インプラントは長持ちする治療法なので、長期間にわたって保証が用意されているケースがほとんどといえます。治療後の経過年数によって保証金額が変わる歯科医院の場合、年数が経過するほど保証金額が少なくなっていくことが多いです。

例えば、治療から5年以内に不具合が発生した場合の治療は100%保証、治療後6~7年経過している場合は治療費の50%保証といった形になることがあります。インプラント本体と被せ物では保証期間が異なるケースが多いので確認しましょう。

インプラント治療にともなう保証制度の種類とは?

インプラント治療にともなう保証制度の種類とは?
インプラントの治療で使用できる保証制度には、大きく分けて3つの種類があります。歯科医院によって適用される保証制度が異なるので、別途確認しておきましょう。

歯科医院独自の保証制度

その歯科医院が独自に設定している制度で、中には手厚い保証を用意しているところもあります。

ただし、遠くに引越しをして治療を受けた歯科医院に通えない場合や、歯科医院が閉院してしまった場合には保証対象外になる可能性が高いので注意しなければなりません。

各メーカーの保証制度

各インプラントメーカーによって異なる保証が用意されています。一例として、多くの医療機関で利用されているストローマン社、ノーベルバイオケア社、アストラテック社、ジーマーデンタル社の場合、10年間のメーカー保証を受けることが可能です。

第三者機関が提供している保証制度

保証サービスを提供している企業が提供している保証制度です。引越しなどをした場合も手続きをすることによって、移転先の歯科医院で保証を利用できます。

インプラントの保証を適用するための条件とは?

インプラントの保証を適用するための条件とは?
インプラントの保証を適用させたいと考えた場合、保証期間内であることに加えて定期的なメンテナンスを受けていることが条件となります。

インプラントの状態を保つためには定期メンテナンスが必要であるため、これを怠った場合にはインプラントの状態が悪化してしまう可能性が高く、保証対象外となってしまうので注意しましょう。

また、定期メンテナンスを受けている場合でも、持病がある方や治療後に持病を発症してしまった方は保証が適用されないことがあります。歯科医院によって異なるので確認しましょう。

故意による破損についても保証の対象外です。

条件を満たしていても保証が利用できないケース

前述した条件を満たしているにもかかわらず、保証されないようなケースがあります。

例えば、病気が原因で発生したトラブルです。インプラント治療前、インプラント治療後に発生した疾病が原因でインプラントに不具合が起こった場合、保証の対象外となることがあります。

どういったものが保証対象外になるのかは歯科医院によって対応が異なるので、直接確認したほうが良いでしょう。

次に、治療を受けた歯科医院以外で何らかの調整や治療を受け、結果的にインプラントに不具合が発生してしまったような場合も対象外になる可能性が高いです。

何かインプラントに不具合が発生しているようなケースでは、必ず治療を行った歯科医院で相談するようにしましょう。

また、自然災害による外傷などが原因でインプラントが壊れてしまったようなケースも保証の対象外です。

歯科医院の中には他にも独自の条件を定めているような場合があるので、よく確認しておきましょう。

インプラントの返金保証にまつわる注意点

インプラントの返金保証にまつわる注意点
何らかの理由があって返金を求めた場合、返金保証が用意されているかは各歯科医院によって異なります。

そのため、「もしかしたら聞いていた仕上がりと全く違う形になってしまうかもしれない」「治療内容に納得できないから他の所でやり直したい」などの心配がある方は、万が一の可能性を考えて事前に返金保証について詳しく確認しておきましょう。

返金保証が用意されている歯科医院はそれだけ自信があるともいえますが、返金保証があるかどうかだけで歯科医院を選ぶことはできないので、慎重に検討してみてください。

保証の有無や範囲は事前に確認しておこう

保証の有無や範囲は事前に確認しておこう
インプラント治療における返金保証や各種保証についてご紹介しました。しかし、歯科医院の中にはこれらの保証が全く用意されていないようなところもあるので、必ずしも保証が受けられるわけではありません。

保証内容についてはホームページで確認できることが多いですが、記載が見つからない歯科医院で治療を受けようと考えている場合は、カウンセリングなどで確認が必要です。