発熱や痛みはある?インプラント治療後の生体反応について

インプラント治療は外科手術を伴うため、普段とは体の状態が変わります。そのため、手術後は発熱などの症状が起こることがあるのです。

インプラント治療後に起こる変化について知りたい方のため、発熱や痛みなどの生体反応についてご紹介しましょう。また、痛みや発熱などを抑えるための対策や、長く続いた場合の対応などについても解説します。

インプラント治療後に生じる可能性がある生体反応

インプラント治療は、歯茎を切開し、あごの骨にドリルで穴を開けてインプラント体を埋め込む外科治療です。治療の影響で、以下のような生体反応が現れることがあります。

患部の痛み

手術中は麻酔が効いているため痛みを感じることはないのですが、麻酔が切れてから患部に痛みを感じることがあります。ただ、鎮痛剤が処方されるので、それを飲めば問題ないケースがほとんどです。鎮痛剤は指定された通りに飲むようにしましょう。

患部の腫れ

患部の腫れもよくある生体反応です。特に手術後2~3日程度は腫れが目立つことがあるので、外出する際はマスクをつけるなどの方法で対処してみてはいかがでしょうか。
また、腫れがひどい場合は冷たいタオルで冷やすことにより状態が良くなるケースも多いです。

発熱

発熱は個人差がありますが、これは手術に伴う反応であるため、極端に心配すべきものではありません。中には38度を超えて発熱するようなケースもあります。

特に手術直後に起こりやすい生体反応です。また、発熱は細菌やウイルスなどが入り込んだ際に戦う炎症反応であるため、滅菌されたインプラントであればそれほど高熱が出る心配はありません。

出血

インプラントの治療では歯茎をメスで切開するため、その傷口から出血が見られることがあります。メスを使った治療を行う以上、出血するのは当然だといえるでしょう。こちらも出血量が多くなければ大きな心配はいりません。

治療後の痛みや発熱を軽減するために

治療後の痛みや発熱は自然なことではありますが、いくつかポイントをおさえておくことにより、軽減することが可能です。以下に注目してみましょう。

処方された薬は指示通りに飲む

インプラント治療に伴い病院から処方された薬は必ず正しい形で飲むようにしましょう。インプラント治療はメスでの切開を伴うことから、傷口がふさがるまでは感染症のリスクがあります。

鎮痛剤などは痛みが出た時に飲めば良いのですが、抗生物質は特に注意が必要です。抗生物質は、医師に決められた形で正しく飲んでこそ効果を発揮するものです。

自己判断でやめてしまったり量を変えたりすると腫れや痛みが強く出てしまう可能性があるので注意しましょう。

患部に触れないようにする

治療直後はどうしても患部が気になるため触りたくなりますが、極力指や舌で触らないように注意しましょう。

刺激を与えたことが原因でなかなか傷口がふさがらず、結果として感染症リスクが高くなってしまう可能性もあります。
何日かすると徐々に気にならなくなるので、意識して患部に触れないようにしてください。

口の中を清潔に保つ

口の中をできるだけ清潔な状況にしておくことにより、細菌感染のリスクを抑えられます。歯磨きについては指導がありますが、手術後しばらくは患部周辺の歯磨きは行いません。

傷口を刺激してしまう恐れがあるためです。その他の部分の歯磨きを行い、口をゆすいで清潔を保ちましょう。

飲酒・喫煙などは避ける

飲酒や喫煙を行うと血行がよくなって傷口から出血したり痛みが強くなったりすることがあります。術後しばらくは避けておきましょう。

また、激しい運動や入浴も血行を良くするため注意が必要です。硬いものを食べる行為も治療した部位に大きな負担をかけてしまう恐れがあるため、避けておきましょう。

辛い状態が長く続く場合は医師に相談を

外科手術を伴う治療法であるため、インプラント治療後に痛みや発熱などが起こることは珍しくないのですが、長引く場合は注意が必要です。

なかなか痛みや発熱が治まらないような場合は感染症を引き起こしている可能性もあります。しばらくすれば治まるだろうと勝手に判断しないようにしましょう。

2~3日程度痛みや発熱が起こるのは珍しいケースではありません。しかし、目安として5日以上異変が続く場合や、鎮痛剤を飲んでも我慢できないような痛みがある場合はすぐに相談したほうが良いです。

生体反応について知り、悪化させないための対策を取ろう

インプラント治療後にどのような生体反応が考えられるのか理解しておくと、実際に自分が発熱した際などに落ち着いて対処できるはずです。どの程度か発熱するのか、痛みがあるのかなどについては個人差もあります。

患部に触れたり、飲酒や喫煙をしたりすることによって自ら悪化させてしまう方もいるので、注意しておきましょう。わからないことや不安なことがあれば、医師に相談してみてください。