入れ歯を装着すると違和感が生じる主な原因と解消法を解説

入れ歯を装着すると違和感が生じる主な原因と解消法を解説

失ってしまった歯を入れ歯でカバーすれば快適になると思っていたのに、違和感がひどいと悩んでいる方が多いです。違和感が生じてしまうと、ストレスにつながってしまうこともあるでしょう。

どのようなことが原因で違和感につながってしまうのか、解決するにはどうすれば良いのかなどについて解説します。快適に過ごしたい方のため、おすすめのインプラント治療についても紹介します。

入れ歯を装着すると違和感が生じる主な原因

入れ歯にすることにより違和感が生じる原因は複数あります。代表的な原因について5つ解説します。

入れ歯がゆるく動いている

入れ歯が適切な形でしっかり固定されていないと動いてしまうことがあり、これが違和感につながります。

部分入れ歯の場合は設計の見直しが必要なケースも多いです。また、金具の微調整などを行うこともあります。総入れ歯についても、細かい調整や入れ歯安定剤を使うなどの検討が必要になります。

舌が動かしづらい

入れ歯にしたことによって舌が動く範囲が変わり、違和感につながることがあります。特に、入れ歯を使い始めてすぐの段階で感じやすいトラブルです。

発音しづらい

普段、発音をする際には無意識の中で舌や歯を動かしていますが、入れ歯にしたことによりその動きがスムーズにできなくなり、発音しづらいと感じることがあります。設計の見直しや、舌の動きを確認したうえで調整が必要です。

上顎の入れ歯が重い

重力の関係もあり、特に総入れ歯は上の歯の重みを感じることがあります。原因の一つが、吸着力不足です。吸着力が足りていないとの歯の重みを感じやすいです。

上顎の金属棒が気になる

部分入れ歯の場合、上顎にパラタルバーと呼ばれる金属の棒があるのですが、これが気になってしまう方がいます。

パラタルバーは、左右の入れ歯の装置を連結する目的で取り付けられるものです。パラタルバーの形状や位置を変えるなどの対策をとることになります。

全く違和感がない入れ歯は可能なのか?

全く違和感がない入れ歯は可能なのか?100%自分の歯と同じように全く違和感がない状態にするのは難しいです。どの程度の違和感を覚えるかは個人差があります。

ですが、長く使い続けることによって徐々に自分にとって発音しやすい舌や歯の使い方が身についたり、装着直後は気になって仕方がなかったような違和感に慣れたりしていくケースが多いです。

初めて装着した際は違和感が大きいですが、痛みなど大きな問題がない場合はしばらく様子を見てみましょう。

入れ歯の違和感を解消する方法

入れ歯の違和感を解消する方法入れ歯の違和感は、人によっては大きなストレスにつながってしまいます。そこで、違和感を解消するのに効果的な方法についてまとめました。
以下の3つを参考にしてみてください。

素材を変える

入れ歯には保険適用のものと適用外のものがあり、それぞれ選択できる素材が異なります。現在使用している素材で問題を感じている場合は、他の素材で作り直してもらうのも一つの選択肢です。

例えば、保険適用の入れ歯にはレジンと呼ばれるプラスチック樹脂が使われているのですが、軽くて修理しやすいメリットがある一方、厚みがあります。この厚みによって違和感を覚えてしまう方は、保険適用外にはなるものの金属の入れ歯に変更してみてはいかがでしょうか。

金属素材にすることによって、薄くなる、熱伝導性が良いなどのメリットがあります。

歯科医院で調整する

使い続けても違和感がなくならない場合、歯科医院で相談をし、調整してもらうことをおすすめします。例えば、留め具部分が痛い場合や、入れ歯のサイズが合わないなどの問題は自分では対応できません。

どのような違和感、不具合を感じているのか伝え、調整してもらってください。

インプラントに変更する

入れ歯は素材によっては保険が適用され、失った歯をカバーする方法としては選択しやすいのですが、違和感などのトラブルが多い方法です。

一方、インプラントであれば顎の骨に土台を埋入して人工歯を設置することもあり、ほぼ自分の歯と同様に違和感なく扱えます。入れ歯とは異なり、取り外して手入れする必要はなく、歯磨きなども自分の歯と同様に行えるのが魅力です。

入れ歯の違和感に悩んでいるのなら、インプラントにすることを検討してみてはいかがでしょうか。

インプラントのメリットについて『インプラント治療のメリットについて紹介』でさらに詳細に解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

入れ歯は違和感を覚えやすい

入れ歯は違和感を覚えやすい入れ歯にした際に違和感を覚えてしまう原因や対策などについて紹介しました。普段生活している時や、食事の際などに違和感があると、そのことばかりが気になってしまいます。

慣れて多少良くなることもありますが、なかなか改善しない場合は歯科医院で調整してもらうほか、インプラント治療に切り替えることも検討してみるのがおすすめです。