インプラントとブリッジの違いを解説と比較

インプラントとブリッジは、どちらも歯を失ってしまい、歯の根がない状態で選択できる治療法ですが、実に様々な違いがあります。総合して考えると、見た目と機能性の両方にこだわりたい方にはインプラント、費用を抑えて治療期間も短く済ませたい方にはブリッジがおすすめです。
費用や治療内容、他の歯への影響などで違いがあるので、それぞれについてご紹介します。

インプラントとブリッジの比較表

インプラントとブリッジでは、以下のような違いがあります。

インプラント ブリッジ
治療の方法 歯を失ったドルを切開してあごの骨に穴を開け、金属の土台を埋め込んで人工の歯を取り付ける 失った歯の両隣の歯を削り、失った歯とその両隣の歯の本数分連結した人工の歯を取り付ける
噛む力 天然の歯とほぼ同じ 天然の歯よりも劣る
見た目 天然の歯と同じで自然 天然の歯に近いもののインプラントほどではない
他の歯への影響 影響はない 失った歯の両隣の歯を削る必要がある
費用相場 1本あたり32~40万円。保険の適用はできない 保険適用の範囲内なら2万円程度
治療期間 3~6ヶ月程度 2週間~1ヶ月程度

どちらが自分に向いているか考える際の参考にしてみてください。

ブリッジの特徴やメリット・デメリット

ブリッジをインプラントと比較した場合のメリット、デメリットは以下の通りです。

メリット

健康保険を適用することができるため、インプラントに比べて格安で治療ができます。失った歯をカバーしたいものの、インプラントを選択できるほどの治療費がないといった場合にも選択可能です。また、治療期間が2週間~1ヶ月程度となっているので、できるだけ短期間で治療を終わらせたいと考えている方にとっても魅力があります。

デメリット

ブリッジは、例えば歯を1本失った場合、その両隣の歯を削り、削った歯に人工歯をかぶせる治療法であり、例え両隣の方が健康でも削らなければなりません。両隣の歯が虫歯だった場合はそれを治療しながらブリッジを選択することが可能ですが、健康な歯を削りたくない方にとってはデメリットの大きい治療法だといえます。
歯を削ってしまうとその歯の寿命が短くなりやすく、結果的にブリッジを入れたことによって健康な歯に大きな悪影響をもたらしてしまうケースも多いです。

従来であれば3本の歯で受けていた力を2本でカバーしなければならないため、支えとなっている部分の歯には大きな負担がかかります。失った1本の歯をカバーするために2本の歯に負担をかけてしまう方法だともいえるでしょう。

また、失った部分の歯は歯茎の上に浮いている状態となり、物を噛んだ際にその部分のあごの骨に十分な刺激を与えることができません。すると、少しずつ歯を失った部分の骨が吸収され、弱くなってしまうのもデメリットです。

インプラントの特徴やメリット・デメリット

ブリッジと比較した場合のインプラントのメリット、デメリットをご紹介します。

メリット

ブリッジとは異なり、失った歯の両隣の歯を削ることはありません。独立した1本だけの治療が可能であるため、健康な歯を削りたくない方に最適です。
また、物を噛む力が非常に強く、天然歯とほぼ同じなのもメリットだといえます。ブリッジの場合も噛む力は強いのですが、インプラントほどではありません。天然歯を100%とした場合、ブリッジの噛む力は60%ほどとされていますが、インプラントは100%に近いとされています。
物を噛む際にストレスを感じることがないのは大きなメリットだといえるでしょう。自分の歯と同じような感覚で噛むことができるので、違和感もありません。

また、ブリッジに比べて寿命が長いのもインプラントのメリットです。ブリッジは一般的に7~8年程度の耐用年数しかないのですが、インプラントの場合はさらに長く、10~15年とされています。
残存率は10年で92~95%とされているので、治療から10年経ってもほとんどのケースで残す事ができています。もちろん、定期的なメンテナンスや毎日のケアを必要ではありますが、丁寧なケアを行えば長持ちさせることが可能です。

ブリッジと比較して審美性にも優れていますし、見た目と機能性の両方にこだわりたいと考えている方にはインプラントがぴったりです。

デメリット

ブリッジに比べると治療費が高額な点がデメリットです。保険適用のブリッジなら2万円程度ですが、インプラントだと1本あたり32~40万円であるため、16~20倍もの費用がかかることになります。
そのため、インプラントにするのが理想的ではあるものの、費用面でブリッジしか選択できない方も少なくありません。費用が高額なのは健康保険が適用されないのが大きな理由で、インプラント治療は基本的に全額自己負担となります。

また、ブリッジとは違い、外科手術が必要になるのもデメリットだといえるでしょう。全身疾患などがある場合には選択できないケースもあります。

費用面から考えてみるのがおすすめ

インプラントとブリッジのメリット、デメリットについてご紹介しました。どちらにしようか悩んでいるのなら、まずは費用から考えてみると良いでしょう
失った歯のために高額な治療費をかけられない方はブリッジから検討することになります。しかし、確かにインプラントは費用が高めであるものの、ブリッジよりも優れている点が多いため、費用の問題をクリアできるのであれば、インプラントについてもぜひ検討してみてください。

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